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XII.最終編2:最終決戦。

「踏んだ修羅場が、男をつよくする」
わかります。お手元のフレディも、たしかに修羅場っぽいですね。

「わかりました。お相手いたします」
ぼくは、服をいっきにぜんぶ脱いだ。畳の上に正座して、ていねいにたたんだ。
そうしないと、おかあさんに怒られるんだ。

そして、立ち上がり、、、立ち上がり、、、ぼく本体は立ち上がったのですが、ピエールが、、、。
ピエールが、38%(当社比)。
完全に、フレデリック14世に、のまれている。
しかしです、ぼくもひるんでいます、14世さん。ピエールも、結構なものなんですよー。
みんな大きいって言ってくれるんですよー(ほんと)。
自慢じゃないですよー(うそ)。
なのに、フレディは、ピエール絶好調時の、150%大。

(カーーーン)
ココロのゴング。
ここがオマエたちのリングだとばかりに、天井のスポットライトが、二人を照らしている。
まさかブドーカンで、戦うことになるなんて、しかも全裸、相手仁王立ち、ぼく棒立ち。

元オネーサンは、下半身にタックルに来るように、低く身構えている。
獲物(ぼくです)を狙う野獣。女性らしい? のびやかなカラダには、余計な脂肪がいっさいない。
猫科だな、この野獣。さらに、その下に一匹の野獣。
フレディは、もう、コチコチキンキンビンビンで、オレはオレの獲物取りに行くよ、って感じで、こっちもスタンバってる、ってその獲物も、ぼく。

こちらはというと・・・あれ、ピエールどこ?どこ?。
へなちょこ犬(ぼくみたいな←自虐←得意)がしっぽを巻くように、股のあいだに隠れている。まあわかるよ、だって、この状況でタツ理由がない。
いいや、むしろそうしててくれ、オネーサンがつかみにくくて、ちょうどいい。

ぼくはどうしていいかわからないので、とりあえず元オネーサンをまねて、相手の下半身を取りに行くポーズをして、真剣な表情をつくってはみたものの、男性の下半身を狙う動機もない。

にらみ合ううちに、1時間も経っただろうか?タッただろうか?
・・・ぼくらの影が、伸びている(わけがない)。
眠い。真夜中だ。
ぼくのあくびを待っていたかのように、ぼくに飛びかかる、元オネーサン。

ぼくは、かろうじて身をかわしたのだが、足元をフレディにすくわれて、コケル。
コイツ、目があって自分で動いているかのようだ。我がチームに欲しい。

すぐに立ち上がったものの、カラダが傾いて、隠れていたピエールがコンニチハしたところを、ムギュっっつ!
つかまれた。同時に、フレディがぼくに襲いかかって来て、やめてーーっ、とばかりに手を出したら、あらららら、すっぽり手の中に入っちゃった。

ブドーカンの真ん中で、組み合うように対面する二人。
相撲でいうところの、がっぷり四つ。右の半身。
違うのは、つかんでいるのが、まわしではなく、おたがいのアレってこと、くらい、ってくらいか?

元オネーサンは、ピエールをムンギューーーっ、と握りしめている。
もう、離さへんでぇー、って感じである。

ぼくもフレディを握りしめている、つもりが、デカすぎて。。。
ソーセージが太すぎてバランスの悪いホットドッグ、って感じである。

その態勢のまま、さらに1時間も過ぎただろうか。
二人の影がまた長くなった(ならないって)

ああ、パーティー、はじまってるんだろうな。もうお寿司なんか、残ってないよな。
から揚げもさめてるし、ピザも硬くなっちゃってるし・・・。
(←ヒトミの考えるパーティメニュー。寿司、から揚げ、ピザ)

そんなこと思いながら、同時に、感じている、なんだろう、なつかしいと言うか、ほっとすると言うか、この状態でほっとするのもどうかと思うのだが、ふしぎな感覚。

そのときだ。急に頭の中にセピアな映像が浮かんできた。
子供が泣いている。ぼくだ! まだ小さい、2歳くらいかな。泣きわめいている。
なにかを、だれがを追いかけようとするんだけど、隣の女の人が、ぼくを抱きしめている。

若いころのおかあさん? いつものやさしい笑顔じゃない。
あえて言うなら、決意したような、覚悟したような、そんな顔。
二人の視線の先には、見覚えのない男女と、ぼくより二つくらい年上かな、の子供。
こっちの女の人は、涙だ。その人を、隣の男の人がなぐさめている。子供も大声で何かを叫びながら、泣いている。音声はないんだけど、口の動きを見ると・・・ヒ、ト、ミ。

ヒトミ?
どういうこと? キミ、だれ? これ、なに?
この映像も妙な感覚も、フレディから、やって来る。
つまり、元オネーサンから、やって来る。なんだなんだなんなんだ?

「元オネーサン、これは、いったい、いい、い、い、い、気持ちいいです」
思ってたことと違うこと、言っちゃった。

そうなんだ、気持ちいい、まいった、どうしよ、オネーサンは男なのに、そうか、目をつぶれば気にならないか、って、ほんとに目を閉じるなよ&うっとり目をあけるなよ、ヒトミ!

「女性の手が、一生のうちにコレを触る回数なんて、たかが知れている。わたしの手は、男の手。一日3回コレを触るとしても、3×365×23。つまりわたしの手は、男を知り尽くしている計算になる」なるほど、どおりで。
あと、元オネーサン、23歳だったのね。どうでもいいが。
でも、いいこと聞いた。男の手なら、ぼくも持っている。

ぼくは、自分でするときは、左手でする。右手だと、すぐにイッちゃうから。すぐイッちゃうタイプではないんだけど、ぼくの右手が、すさまじく優秀だということ。
大事なこと忘れてた、封印してたんだ。すごいよ。

とにかく、この勝負からは、逃げるわけにはいかない。
つぎはこっちの番だ。
男の人のアレだと思うと、ちょっとひくが、自分のアレだと、思えばよい。
瞬間主観チェンジ@ヒトミ。
久しぶりの右手だなぁ。思うぞんぶん、暴れて来い。
アウェーだけど。

小指、薬指、中指、人差し指、親指と、順番に動かす。いろっぽい女の人が、こっちイラッシャーイ、ってするときの指ね。
ぼくがそのスピードをマックスにすると、5本の指が1000本に見えるほどだ。その1000本が、フレディにからみつくのだ。どうだ。
フレディは、逃げられない、逃がさない。

これぞ、「秘儀、千手観音」(いま名づけた)。元オネーサンは、驚きに、目を見開いている。
どうせぼくが泣き言でも吐くと、思ってたんだろう。
ぼくはもう逃げない!

おつぎは、「肉球攻め」ぼくの右の手のひらの、指の付け根に汗をかかせると、まるでぷにぷにした肉球という感触になるんだ。
それをフレディに、ぺたぺたぺったんこ、としてやるのだ。
張りついては離れる感触、やわらかいのに十分な弾力、そしてなによりも、猫に触られているみたいな、メルヘンドリーム。
ぺたぺたぺったんこ、ぺたぺたぺったんこ、元オネーサン、目がうつろになってきた。
さて、そろそろ終わりにしようか。

フレディの根元を手で絞めて、血を止める。
元オネーサン、「これは!」
そう、これは、神社で元オネーサンにされた、というかしてもらった
(気持ちよかったなぁ)の、手バージョン、
「血液バキュームインスパイア」だ(いま名づけた)。

しかも、ただ握り締めているのではない。内部の毛細血管だけを締めて、フレディ本体には、影響を与えない。だから、痛さや圧迫感は、いっさいないのだ。
しかし、血だけは確実に止まっている。ほら、フレディが青ざめてきた。

「元オネーサン、3つ数えるよ」
元オネーサンの顔も、フレディと同じくらい青ざめている。
「3」
元オネーサンの顔が、恐怖で引きつっている。
「2」
・・・ここまで、長かった。
「1」
いま、エンディングのとき!

ぼくがフレディを握りしめる手を緩めると、元オネーサンの全身の血が、フレディめがけて殺到する。

どどどどっどどどどどどど。
隣の町まで音が聞こえるほどだ(イメージ)。
ダイナミックにして、毛細血管レベルからわきあがってくる快感。マクロとミクロが織りなす、絶妙のコンビネーション。
元オネーサンがヒザから崩れ落ちる様子を、ぼくはスローモーションのように見た。
これじゃまだ、終わらない、終わらせない。
床にヒザをつくと同時に上がる、悲鳴。

いや、悲鳴じゃない、歓喜の叫びだ。
ぼくは手で攻撃を加えながら、ちょうど元オネーサンのお尻の下に、ファンタジスタを配しておいたのだ。
そして、崩れ落ちる元オネーサン、そのお尻に、ファンタジスタ、チェックイン!
そう、これは、元オネーサンが演出した、ミカの結末。
このフィニッシュは、ミカからのプレゼントだ。

元オネーサンは、それでも、10秒ガマンした。
そして、イッた。出た。飛ばした。

ぼくの足に、ちょっとかかった。

つづく

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コメント

壮 絶 ! ! !

投稿: ある女 | 2008年2月 9日 (土) 01時52分

結構、過激でした・・

投稿: 携帯っ子 | 2008年12月31日 (水) 07時03分

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