« XI.サクラコ編2:フクザツな再会。 | トップページ | XII.最終編1:ヒトミの卒業式。 »

XI.サクラコ編3:ヒトミの作戦。

だいじょうぶ。ぼくがなんとかする。
考えてみよう。ポクポクポクポク(それは、一休さん)。
濡れてはいるのだ、いまのところきっかけは、そこにしかない。
(ということは・・・ははーん)
おともだちに協力してもらおう。

リュックの中をがさごそやって、カエルさん登場。
浮気妻相手に(第7話)あわやのぼくを、救ってくれたカエルさん。
彼はアソコの中の水分を吸って、濡れる→吸う→大きくなって刺激する→さらに濡れる→さらに吸う→さらに大きくなって刺激する、というとんでもない無限ループを実現するカエルさんなのだが、今回のケースでは、中へ入ることはできない。

じゃ、どうするか?いい?ちょっと見てて(←アメリカの料理番組ふう)。
サクラコのアソコの、わずかに開いたすきまに、カエルさんの前脚を差しこむ。
そのくらいなら、痛みもないし。
それで、水分吸って大きくなるのを待つかって?NOだね(←アメリカの通販番組ふう)。

前脚を無事イレ終えたら、またリュックの中をがさごそやって、ファンタジスタを取り出した。
そしてカエルさんに、ファンタジスタを抱えこませるように、セットする。
で、スイッチを入れる。するとファンタジスタの動きが、カエルさんのボディを経由して、前脚からサクラコのアソコに伝わるという
「手に手をとって希望をつなげよう大作戦」である。

ヒトミ、アッタマいいいー。
問題があるとすれば、そのセッティングに時間がかかって、サクラコが眠ってしまったということだけだ。
作業は順調に進行しているようだ。カエルさんの、前脚が大きくなっていくのでわかる。

ファンタジスタとカエルさんは、リトルリーグからのバッテリーのように、実に息のあったプレーを見せてくれる。
ぼくはといえば、サクラコの手を握りながら「痛くない?」って聞いてるだけ。
まるで出産に立ち会った夫。そして、カエルさんがぼくに目配せ(ふう)。

濡れた水分を吸収して、すでに彼の前脚は、直径3センチを超えようとしている。
ぼくの出番だ、って、なんにもしてないやん。

ともかく、直径3センチにピエールを調整する(小さかったら、Hなことを考えて、大きくなりすぎていたら、男ばかりの工場の昼の休み時間を、想像したりするのだ)。
ここからの、ぼくの動きは敏速だった。

カエルさんをクイックに引き抜いて、カエルさんの前脚とクイックな握手をかわし(GOOD JOB!)、せっかく開いたところが閉じようとしないうちに、クイックにイン。
入った。
サクラコがぼくを見て、うっすら涙ぐんでる。

サクラコのはじめての男になれた!って、でも、もしかしたら、はじめてはカエルさん?
ところがそこで、あらたな問題。やっぱり、動くと激しく痛いらしい。
ちょっと動く。ぎゃっ。
ちょっと動く。うげー。
ちょっと動く。ぐきゅーん。。。
どうする?

ヒントは、第二話でツバサさんが言ってくれた、
「セックスは、コミュニケーション」
中学生のサクラコは、ココロとカラダ、8対2で感じたって、言ってた。
できるかもしれない。

ぼくとサクラコは、じっと見つめ合っている(イレたまま)。
ぼくは静かに、話し始める(イレたまま)。
「サクラコはセックスしたのが、うれしかったのかな?ぼくとこんなにくっつけたのが、うれしかったのかな?」
サクラコは、じっと聞いている(イレたまま)。

「ぼくは、セックスはとっても大切なものだと思う。ここしばらくの体験で、はじめてわかった。でも、セックスが大切なのは、人と人がこんなにそばにいられるから。鼓動や体温や吐息を、ダイレクトに交換できるから。気持ちよくなろう、気持ちよくしてあげよう、って、ココロをひとつにできるから。ぼくの、はじめての人が教えてくれたんだ。セックスはコミュニケーション。動かなくっても、じっとしていても、それは叶えられるはず」
サクラコは、目に涙をためて、じっと聞いている(イレたまま)。

「さっきサクラコの話してた、オナ時のストーリーって、あのときのことじゃない?」
それは、ぼくが中3、サクラコが中1のときのことだ。

「サクラコはぼくと下校したかった。でも、ぼくはいつも友達といっしょで、声をかけられない。あの日も、あとからそっと、ついてきた」
サクラコ、じっと目を閉じている。あの日を、思い出すように。
あの帰り道に、立っているように。

「友達と別れ、ぼくが一人になっても、サクラコにはぼくに声をかける勇気がない。そのまま、ぼくの家に着いちゃった。ぼくは気づいていたんだよね。だから、サクラコに、もういちど、いっしょに帰ろうって、手を差し出した。サクラコの手は、汗でびっしょりで、つないだ手がひとつになったみたいだったね」

そして、そのときとおなじように、彼女の手をにぎりしめた。彼女はつよくにぎりかえした。・・・濡れていた。

サクラコは、わき出る涙で声にならない。と同時に、ぼくを、つまりピエールを拒絶するように硬直していたアソコが柔らかく、ぼくを、つまりピエールを迎え入れてくれた。

そして涙が出尽くしたころ、声にならない声を上げて、サクラコはイッた。
「ありがとう、ヒトミくん」
6年前の夕方と、同じ笑顔だった。(ありがとう、ヒトミくん。またいっしょに帰ってね)

最後の言葉は、「でも、なんで、それが、わかったの」。

その問いに、
(あのあと、サクラコの汗のしみついた手で、ぼくもオナニーしたから)
ってことは言えない。

教訓⑩「想像力には、チカラがある」

残念、こんども出せなかったな、と思って部屋の外に出ると、もう、さっきのオジサンはいない。
そのかわり、着ていた服と、靴と、かつら。
その上に一つの、封筒。開けると一枚のカード。
そこには、「招待状」の文字。
・・・「卒業パーティーへの招待状。卒業できればね、えへへ」と書いてある。
、、えへへ、はよけいだ。

しかし、ということは、あのオジサンは、つまり・・・。

泣いても笑っても、あと、一人。行こう。もうなにも怖くない。
 
 
XII 最終編

|

« XI.サクラコ編2:フクザツな再会。 | トップページ | XII.最終編1:ヒトミの卒業式。 »

コメント

ヒトミくん。成長したな…
イマジンはパワートゥーザピーポーですね。

投稿: ある女 | 2008年2月 1日 (金) 14時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« XI.サクラコ編2:フクザツな再会。 | トップページ | XII.最終編1:ヒトミの卒業式。 »