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VII.ユミ&マミ編1:浮気妻選手権。

徹夜明けで、朝寝坊。
今日はとくに用事もないから、ゆっくり寝るぞー、と、まどろんでいた昼下がり。
なのに、ピエール(神社のオネーサンに、ネーミングされたぼくのアレ)の悲鳴で、目が覚めた。

なんだなんだなんだ?
下半身に目を向けると、知らない女の人が二人。
テレビを見ながら、ピエールをウキウキウォッチングしたり、もてあそんだり。
ピエールの上げる声は、悲鳴じゃない、快感に身もだえしていたのだ。ライトな男だ。

目を覚ましたぼくに気がついた一人が、

「おはよう、お寝坊さん。お友達は、もう起きてるぞ」
確かに、、、もう、タッてる。。。

眠い目をこすりながら、
「あのー、あなたたち、誰、ですか?」と、たずねると、

「わたしはユミ、30歳」と、お姉さん風の人。
170センチくらいあって、胸もドッカーン、って感じ。
巻いた髪の毛が、ゴージャスな美人。
からだにぴったりフィットした(ノーブラだ、、、)黒のニットのワンピース。
手には、エコバッグ。

「わたしはマミ、25歳」と、隣の人と並ぶと、かわいい妹タイプ。
グレーのカシミアのセーターが、やっぱり大きな胸を、やわらかく包んでいる。
手には、エコバッグ。
二人とも、買い物の途中なんだろうか?

「わたしたち、」ユミさん
「意外かもしれないけれど、例の女なの」

はあ、なるほどねえ、意外じゃないですが。
「そしてしかも、」マミさん
「浮気妻」
自己紹介で言うことかなあ。

「その辺に転がっている浮気妻じゃなくて、」
転がってるんですか?

「全日本浮気妻選手権若熟女部門ワンツーコンビ!」
そんなのがあるんだ・・・それにしても、若熟女。。。
ユミさんが優勝、マミさんが準優勝ってことらしい。すごい!・・・のか?
にしても、今回はまた厄介な「例の女」が、来ちゃったようだ。しかも、二人。

「ところで、」いちおう聞いておこう。
「その浮気妻選手権って、なんなんですか?」

ユミさん「1年にいちど開催される、浮気妻日本一を決める、まあ、アスリートで言うと、国体みたいなものかな」
国体、ですか。アスリート、ですか。

マミさん「全国参加者3万人を超える中から、予選を勝ち抜いた一流の浮気妻たちが、グランプリを目指して戦うの」
3万人!一流!グランプリ!

ユミさん「もちろん世界大会もある。INTERNATIONAL UWAKI-ZUMA CHAMPIONSHIP」
浮気妻、って国際語なんだ・・・スシ、カラオケ、ウワキヅマ。。。

「こっちは4年に1回。言ってみれば、オリンピック。来年開催なの。それに向けて、いま、あちこちパワーアップ中」
「いや~ん、ユミさん、あちこち、って、エロいぃぃ」
はぁ。。。

ユミさん「キミ、エロ主婦の、ノンキな大会だって思ってるでしょ?」
「いやあ、あ、あ、とんでも、、、」

「筆記、実技、面接。乾く暇のないハードコアサバイバル大会、それが全浮選!」
、、、略してるし。

「まず、筆記。こういうときどうするか?今年の問題は、『いつも行きつけのスーパーで、店長から誘われました。そのときとるべき行動は、つぎのどれでしょうか?』3択ね」
なんだそりゃ。

「①すぐに、ホテルに行く。
②これからいろいろ、安くしてくれるぅ?と条件を付ける。
③とりあえず、スーパーの事務所に行く。
さあ、ヒトミくん、どれ?」
ってぼく、浮気妻じゃないし、妻ですらないし。

「はやくっ!」
「②ですかねえ、せっかくだから」

「ああ、もー、がっかりするなあ。そんなセコイことじゃ、もてないぞ、大物になれないぞ、アレもおおきくならないぞ!」
ほっといてくれ。

ユミさん「浮気に、お金的な損得をからめては、なりません。かならずあとで、もめるから。正解は、」
「じゃかじゃかじゃかじゃかじゃん!」
って、マミさん、そういうの、いりませんから。

「正解は、③。今回の浮気相手は、スーパーの店長であるってことに着目しましょう。
つまり、事務所に行く。→いきなり、わたしじゃありません、すみませんやりました、出来心だったんです。と泣きわめく。→そうすると店長は、職業上の条件反射で、奥さーん、ここにも隠してるんじゃないですかぁ?ってわたしの下着に手を入れてくるはず!」
条件反射、、、入れてくるはず、、、。

「バーチャルプレイじゃない。ほんものの万引き妻になりきって、ほんものの店長に店ちょおううう、に」
ユミ、さん、白目むいちゃって、イッちゃった、です、か?

「イクわけないでしょ、おバカちん。そのくらい正解、ってこと。さあて、第2問」
まだあるのー。

「出会いサイトで知り合って、会ってみると、これがまた、まったくタイプじゃないときたもんだ。さあ、どうする、ヒトミくん!」
また、ぼくが答えるんですかあ。

「適当に、30分くらいしゃべって、帰っちゃえばいいんじゃないですか」
「ぶあっかもーん!」
なんで怒るんですか。

「浮気妻たるもの、男を好みで選んでどうする!」
武士の妻、ですか。

「タイプで選ぶ、つまり、好きなタイプを選ぶ。好きな人を選ぶ。浮気に、『好き』という言葉は禁物なの。だって、それは恋につながる。恋したらもう、浮気じゃない」
なるほど。とりあえず。

「浮気に、『好き』が混じると、浮気が濁る。わたしたちが目指すものは、純粋浮気」
純粋浮気。。。

マミさん「そう言いきれるところが、ユミさんの強いところよね。もはや、哲学」
ユミさん「ありがと。あなたの、浮気トップブリーダー理論もすばらしいわよ」
仲いいんだなあ、って場合じゃないよ、ったく。

つづく

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コメント

背の高い女性ステキですね。僕の好きな人も背が高いんです。僕は小さいから、その人を抱っこするの大変だけど、だけど、僕、抱っこしてあげたいんです。体の大きさではないですよね。
僕なりに努力したいと思ってます。
ボクキキ、応援してます。

投稿: 沖田総司(小) | 2007年12月12日 (水) 01時34分

スーパーの入り口の猫の妄想話。たいした事無い、1人称小説以外の、猫のトイレだね。猫の・・・で、手を借りる。ペーパーだね。

投稿: | 2008年8月 5日 (火) 22時19分

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